創業100余年の技が光る民芸家具
日本の伝統的な家具を追求し、現代の住空間にあわせた「吉野民芸家具」シリーズの開発・製造を手掛ける有限会社境木工。高い技術力を駆使した和モダンな家具は、タンスからTVボードまで30以上のアイテムが揃っており、ケヤキの木目を存分に生かした丈夫な造りが特色です。婚礼家具メーカーだった同社が、民芸家具を展開するようになったのは、海外の展示会視察がきっかけでした。
日本の家具づくりの粋を集めた「吉野民芸家具」
伝統の技術に改めて着目
境木工の前身が誕生したのは1907(明治40)年。大正、昭和と時代を越えながら会社は着々と拡大し、実績を積み上げていきました。
1993(平成5)年には、四代目として境明展さんが代表に就任。ライフスタイルの変化に対応した事業を展開するために、積極的に海外の展示会を視察していたところ、「外国産の家具を数多く目にするようになって、日本の家具づくりの丁寧さやきめ細かさに気づかされました。『日本らしいものを作りたい』という気持ちが強くなり、民芸家具へ移行するようになったんです」と振り返ります。以来、婚礼家具製造で培ってきた高い技術を生かし、民芸家具の開発と製造に着手。「吉野民芸家具」という独自のブランドを生み出しました。
「吉野民芸家具」には、木目が美しく堅くて摩耗に強い国内産のケヤキを使用。引出しは釘を使わない頑丈な蟻組み工法で、調湿効果の高い桐材を採用しています。引出しの出し入れがスムーズになるよう、丁寧な調節も施します。
塗装一筋30年以上の職人の技が冴える
熟練の職人が一つひとつ手作業
同社で使用する塗料は、環境に配慮したF☆☆☆☆をクリアしたもののみ。ケヤキ本来の木目や風合いを最大限に引き出すよう、塗装一筋30年以上の職人が一つひとつ、手作業で美しく仕上げていきます。
完成した家具を正面から見ると、上段から下段まで、木目の流れが揃っているのに驚きます。一枚のケヤキから加工した突板をカットし、木目の美しさを損なわずに貼り付けているためです。
こうしたすべての工程を国内の自社工場で一貫生産。細部にわたって丁寧に作り込みされた「吉野民芸家具」がようやく完成します。幅や高さは希望に応じてサイズオーダーも可能です。
「吉野民芸家具」は国内のみならず、海外の展示会にも積極的に出品され好評を得ています。海外で気づかされたという、日本の家具づくりに込められた意匠。創業100余年を誇る境木工の技術と家具づくりへの思いは、これからも受け継がれていきます。
※左欄の住所は、委託展示場 中央家具ダイケンのものです。
※工場直通お問い合わせ先 TEL0944-87-5723(境木工)
メッセージ 職人歴40年、ベテランの技が光る「吉野民芸家具」。他社には見られない充実のアイテムで、今後も新製品を開発する予定です。至高の創作家具を、今後10年以内にニューヨークでも販売できるよう社内で夢見ていますので、どうぞ皆さん応援してください。
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有限会社 境木工
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福岡県大川市酒見208(委託展示場 中央家具ダイケン)
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