●屋久杉の個性を生かしながら、古来の技術とデザインを守る
慎重に吟味し製材された屋久杉は、椅子・テーブル・飾り棚・衝立・仏壇・テレビボード・小物など、多彩な家具へと生まれ変わります。日本の伝統的なデザインを守りながら、屋久杉の持ち味である杢目と柾目(まさめ)をバランスよく家具の中にとけ込ませています。
表面は1mm弱に加工した厚い突板を用いて、やわらかい部分を取り除き杢目を際立たせる、うづくり仕上げ。そして天板・側板・棚板・戸板など、ひとつひとつ狂いがないようしっかり組み上げ完成させます。
近年は、分解しやすく掃除しやすい仏壇、紫檀をはじめ他の素材と組み合わせた家具など、ニーズに合わせた家具づくりも積極的に展開。「屋久杉の個性を大切にし、美しい杢目を最高に生かすこと。そして伝統の技術とデザインをしっかり守っていきたい」と熱意を込める古賀さん。これからも、貴重な素材を用いた見事な家具を生み出してくれるはずです。
※杢目:木目などの紋様で特に装飾価値が高いもの。
※柾目:丸太の中心に向かって挽いた時に現れる年輪が平行な木目。
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