vol.33 2013年5月16日発行
【特集】組合員レポート28 株式会社馬場木工
【PICK UP!】今月の新製品&オススメ商品
【ありがとう50周年】工業会の知られざる歴史に迫る!
株式会社馬場木工 技術と5Sを軸に「満足していただける家具づくり」を展開
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今回は好評の組合員レポートに加え、工業会50年のヒストリーをご紹介するスペシャル連載もスタートします!
●「たとえ手間がかかっても何とか作り上げたい」
婚礼家具メーカーとして出発した馬場木工。時代の変化に応じて、食器棚やタンス、玄関家具などさまざまな家具を開発・製造し、1988(昭和63)年に株式会社を設立しました。代表を務める馬場末広さんを含め、30年以上の経験を持つ職人を中心に10数名のスタッフが家具づくりに携わっています。
卸売で展開するのは同社オリジナルのシリーズ家具が中心ですが、多様な別注家具も得意としています。4mのTVボードや2mの玄関家具といった大きな家具から小物まで、長年の知識と技術を生かし、図面起こしから製造まで自社内で手掛けています。
「サイズや素材、使う目的などのご要望を細かく伺いながら、強度面や機能面についてアドバイスします。たとえ手間がかかっても何とか作り上げたいといつも思います。とにかく喜んでいただくことが一番ですから。特にバイヤーの皆さんには、当社の技術と品質を知っていただきたいですね」と馬場社長。職人としての揺るぎない信念が伝わってきます。
●技術・経験をベースに「5S」でさらなる進化を
ここ数年、特に力を入れているのが5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)です。「まだまだやれることはあります」と社長は力を込めますが、製造環境の改善や経費の節約ばかりでなく、お客様の工場見学が増えたり、新規の引き合いが寄せられるなど思いがけない効果も生まれているとか。「一般の方には、配管むき出しのレトロな雰囲気が好評で驚きました」と、営業担当の馬場章廣さんは笑います。
今後も「企業は人なり」をモットーに、5S活動をはじめ、若手の人材教育や取引先との信頼関係づくりもさらに進めていく計画です。
また、資材会社や加工会社などと協力しながら、国産材を活用した家具づくりにも取り組みたいと語る馬場社長。培った技術を生かし、時代やニーズの変化を敏感に捉えながら、これからもますます進化していきそうです。
■株式会社馬場木工
【住所】
福岡県久留米市三瀦町西牟田2225-6
【電話】
0942-64-5261
【FAX】
0942-64-5262
【営業】
8:30〜17:00
【HP】
http://babamokkou.web.fc2.com/
新製品&オススメ商品
加盟各社からHOTな情報が届きました。気になるアイテムを見つけたら、即クリック!
各リンク先については、各社毎のページとなりますので、表示価格・商品情報につきましては、各社へお問い合わせください。
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大人気、イタリアでナチュラルモダンな無垢材のサイドボード。
http://www.nkym-solid.jp/cob-sideboard/
ナカヤマ木工
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使い古された様な質感のダンクシリーズに、新たにチェアが登場!!
http://www.jonliving.jp/product/DUNK/list-DUNK.html
有限会社志岐インテリア工業
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桐たんすの製造元。ショールームには九州一の品揃えで多数展示中
http://www.tansu.com/ショールーム/
株式会社総桐箪笥和光
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シーンに合わせて2つの高さから選べるテレビボード「モデスト」
http://www.meuble.co.jp/livingboard/modesto.html
株式会社モーブル
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お好みの無垢板高級素材(4種類)をベースに貴方だけのチェストを・・・
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丸田木工株式会社
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選べる・重ねる・組み合わせ自由自在!!総桐システムタンス
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株式会社マーゼルン
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役員室家具を、お探しの販売店必見。高級書斎をローコストにて!
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有限会社ヨコタウッドワーク
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http://www.okaseisakusyo.co.jp/contents/okkmm/mm032.html
有限会社岡製作所
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ハイカウンターの4段引出は小物や食器類をたっぷり収納出来ます。
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株式会社丸仙工業
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美しい木目と質感。4つの無垢材から選べるダイニングテーブル
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高野木工株式会社
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ディズニー☆ミニーマウスのキュートな家具でお部屋をかわいく!
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株式会社アルファタカバ
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椅子・テーブルの事なら「椅子の工場」~様々な施設に対応
http://www.sadakari-isu.co.jp/
有限会社貞苅椅子製作所
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オリジナルブックカバーM
http://toyowood.jp/item/book-cover-M/
東洋突板工芸株式会社
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細い縦格子にスモークガラスの建具厚い部材使用商品名TA703
http://www.pako.co.jp/
有限会社タナカ
今号から数回に渡って、協同組合大川家具工業会50年のヒストリーを連載します。
第1回目は、大川家具の歴史から工業会の創立まで、普段はなかなか見ることのできない貴重な写真とともにご紹介しましょう。
470年以上も前に誕生した大川家具
大川木工業のはじまりは、今から470年以上も昔、室町時代後期までさかのぼります。1536(天文5)年、榎津に願蓮寺を建てた榎津久米之介が、船大工の技術を生かして家臣に指物(家具)を作らせたという伝承が残っています。これが「榎津指物」の起こりとされています。
江戸時代中期には水田に水を組み上げる水車の製造も盛んになり、この技術が家具の製造技術にも発展していきました。
江戸時代後期には、建具製作に携わっていた田ノ上嘉作が久留米の細工人に弟子入りし、5年間に渡って家具製作の技を磨きます。地元に戻った嘉作はそれまでの指物に改良を加え、その名は九州一円に広まりました。当時の指物師は嘉作を含め、まだ数十名しかいなかったそうです。
※指物(さしもの)…釘を使わずに木と木を組み合せて作られた家具・建具などの木工品
産地発展から強い体制づくりへ
明治時代に入ると指物業は次第に発展し、1889(明治22)年に大川町が誕生。指物業者は550戸を超え、町全体の1/4を占めるほどになりました。
1910(明治43)年には大川指物同業組合が発足。明治後期から大正時代にかけて鉄道整備が進み、販路が拡大します。
終戦後、戦渦を免れた大川には、家をなくした人々、駐留軍、公共施設関係からの注文が大量に寄せられ、生産額が急増。この頃から本格的な機械化が進みます。また1949(昭和24)年、榎津久米之介400年忌を期に、第1回木工まつりが開催されました。
当時、デザイン・技術を指導したのが、デザイナー・河内諒氏。洗練さに欠けていたデザインに対し、シンプル化と機能性を強調。業界も研究グループを作って熱心に取り組み、後に有名な「引き手なしタンス」が誕生します。1955(昭和30)年、第1回全国優良家具展にて大川家具が最高賞を受賞し、全国から注目を集めました。
昭和30年代には京阪神や関東地区へ進出を果たし、事業所は1000を突破。産地の発展とともに強い体制が求められるようになり、1963(昭和38)年5月、協同組合大川家具工業会が発足することになったのです。(続く)
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