vol.34 2013年6月20日発行
【特集】組合員レポート29 高野木工株式会社
【PICK UP!】今月の新製品&オススメ商品
【ありがとう50周年】工業会の知られざる歴史に迫る!
高野木工株式会社 人と環境に優しいオリジナル家具を展開
梅雨の季節まっただ中!ジメジメする日が続いていますが、皆さま、いかがお過ごしですか?
さて毎回ご好評いただいている組合員レポート、今回は創業から一貫して自社企画・製造にこだわったモノづくりを続ける高野木工さんをご紹介します。
●創業70年を機に、ショールームオープン
九州道八女インターを降り、国道442号線を大川に向かう途中、道路左手に「high field」の看板と美しい庭、そして2階建ての白い建物が見えてきます。ここは、創業70年を機に高野木工が昨年オープンしたショールームです。「居心地の良い自然な明るい空間」をコンセプトにしたショールームは、バイヤーの方をはじめ、一般ユーザーにも好評です。
「人の心を和ませ、環境にも優しい家具」を一番に考え、ユーザーが求める機能やデザインを盛り込んだ家具を生み出している高野木工。ウォールナット、アルダー、ホワイトオーク、タモの4つの材料を中心に、企画・製造まで一貫して手掛けているのが同社のオリジナルブランド「high field」です。デザイン、表面材の美しさ、使い心地の良いサイズが評判を集めています。
またダイニングテーブルの受注生産や、ソファ、ダイニングチェアの開発にも取り組んでいます。
●すべての材料を安心・安全なF☆☆☆☆で
同社の工場はショールームと同じ敷地内にあり、約30名の社員が家具づくりに携わっています。
特に注目したいのは、塗料や接着剤はもちろん、芯材をはじめすべての材料においてホルムアルデヒドの放散量が最も低いF☆☆☆☆を使用している点です。「日本の住まいや暮らし方に心地よく寄り添う家具、シックハウスに悩んでいる方、アレルギーに敏感な方でも安心して使ってもらえるような家具をお届けしたいですね」と語るのは、家具の企画・開発を一手に担う常務取締役の高野太輔さん。高野さんは、ショールームのコンセプト、レイアウトやディスプレイなど細部までも手掛けています。
「私たちの家具がお客様の選択肢の一つになるかどうか。しっかりした提案と見せ方が重要です」と力を込める高野さん。ショールームを訪れるお客様の声を生かした商品開発にもチャレンジしようとしています。
■高野木工株式会社
【住所】
福岡県筑後市大字富久911
【電話】
0942-53-7813
【FAX】
0942-52-4676
【営業】
10:00〜19:00
【HP】
http://www.high-field.com/
新製品&オススメ商品
加盟各社からHOTな情報が届きました。気になるアイテムを見つけたら、即クリック!
各リンク先については、各社毎のページとなりますので、表示価格・商品情報につきましては、各社へお問い合わせください。
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「無垢材と北欧デザイン」仕立てのいいカップボードの誕生です。
http://www.nkym-solid.jp/pinocchio02/
ナカヤマ木工
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7月展示会はタモ材の「塊」アップグレード「茶々」「ビンテージの提案!」
http://www.kawaguchikagu.jp/
株式会社河口家具製作所
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多目的収納家具、デスクからシェルフまで、4色展開の組立家具。
http://www.marusen-k.jp/boxter.html
株式会社丸仙工業
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役員室家具を、お探しの販売店必見。高級書斎をローコストにて!
http://yokotaww.com/wp-content/uploads/2012/11/mastar-02.jpg
有限会社ヨコタウッドワーク
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ツートンカラーが新鮮で、りんごのレリーフがかわいらしい商品
http://www.okaseisakusyo.co.jp/contents/okkmm/mm033.html
有限会社岡製作所
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人気のナチュラルシリーズにダイニングボードが新登場!!
http://www.high-field.com/natural/natural_90diningboard.html
高野木工株式会社
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節入無垢材の素材感を演出した「モノ」シリーズにWナット材を追加しました
http://www.maruta-m.co.jp/Prod_C10_Mono1.html
丸田木工株式会社
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椅子・テーブルの事なら「椅子の工場」~様々な施設に対応
http://www.sadakari-isu.co.jp/
有限会社貞苅椅子製作所
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汚~~い、古~~い桐たんすを新品並みに再生・洗い致します
http://kagusaisei.net/
株式会社総桐箪笥和光
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大好評!シーンに合わせて2つの高さから選べるテレビボード!
http://www.meuble.co.jp/livingboard/modesto.html
株式会社モーブル
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細い縦格子にスモークガラスの建具厚い部材使用商品名TA703
http://www.pako.co.jp/
有限会社タナカ
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3種類の木材をはり合わせて作った、花台にもなるスツール。
http://www.legnatec.co.jp/catalog/products/detail.php?product_id=1734
レグナテック株式会社
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バーズアイ・メープルの名刺入れ
http://toyowood.jp/item/name-card-case-birds/
東洋突板工芸株式会社
前号からスタートした工業会50年の軌跡を辿るスペシャル連載。大川家具の歴史から工業会創立までをご紹介した1回目に続いて、第2回目は工業会発足後から、産業会館建設に至るまでの道のりをご紹介します。
次々と成功を収めた家具見本市
1963(昭和38)年に発足した大川家具工業会は、メーカー自身の手で利益と地位の向上を目指すため、1万人分以上の給食能力を持つ「給食センター」の設立など、さまざまな事業を手掛けていきます。
当時各産地では家具見本市が活発に行われ、メーカーや産地間の情報交換が広がりつつありました。1967(昭和42)年4月には、大川家具工業団地が完成。工場の近代化と同時に積極的な販売活動の必要性が増していくなか、同年7月には大川産地として初の見本市「第1回大川家具新作仕入大会」を福岡市で開催。55社の出品、600社の来場、そして2億円もの成約を達成し大成功を収めました。
工業会は1968(昭和43)年度の方針として、製品開発と販売促進の二大政策を打ち出します。その後も展示会は回を重ねるごとに盛大になり、1月新春展、5月仕入大会という二大見本市のパターンが誕生。1970(昭和45)年に福岡市で開催された「第2回新春展」は、約90社が出品、900社が来場し、成約数前年比3.5倍と伸ばし大きな成果をあげました。
大川産業会館の誕生で、産地躍進へ
福岡市における出張展示会の成功を受けて、「地元大川に見本市会場を作ろう」というムードが高まります。計画はスピーディに具体化され、1970(昭和45)年9月には地鎮祭を行い、その暮れには大川産業会館が早くも完成。翌年1月には落成式が行われ、直後に「第3回新春展」がこけら落としとして開催されました。同年5月の「第5回新作仕入大会」は、150社が出品、3000社が来場、成約は20億円にも達しました。
当時、1972(昭和47)年から翌年にかけて、新設住宅と婚礼組数は史上最高を更新。1973(昭和48)年度の大川家具の出荷高は337億円を超え、前年度比42%増という驚異的な伸びを見せました。設備強化と企業規模の拡大による生産性の向上が功を奏して、オイルショックの影響を受けることなく業績を伸ばしていくことができたのです。
“カマボコ型”と呼ばれ親しまれた大川産業会館は、大川家具の拠点として流通や販売のあり方に大きな変化をもたらしました。
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