vol.42　2014.2.20発行

【特集】組合員レポート３５　有限会社丸惣 【PICK UP!】今月の新製品＆オススメ商品 【ご報告】デザイナー喜多俊之氏、講演会開催

有限会社丸惣　得意の「収納」をキーワードに新たな展開へ 1月の新春展にお越しいただいた皆様、ありがとうございました！次回の展示会にもどうぞご期待ください。 さて、今回の組合員レポートは、得意の収納家具を軸に、ソファ・テーブル、そしてモノだけではなく価値を提供する新たな取り組みを展開中の丸惣さんをご紹介します。 ● 「20年後のあなたにふさわしい家具づくり」を目指して 　「たかが箱、されど箱を作る」という理念のもと、細部までこだわりぬいた家具づくりを進め、その高い技術力と品質に定評のある丸惣。3代目の代表を務める酒見國之さんは、福岡県優秀技能者表彰など数々の受賞歴を誇る、生粋の家具職人。また同社は、大川家具工業会主催の住空間デザインコンペで内閣総理大臣賞の受賞歴もあり、すぐれたデザインの家具と空間を提案してきました。 　近年は収納家具にとどまらず、ソファやテーブルなどにも熟練の技術をいかんなく発揮。無垢材の伸張式テーブル「Wisdoms Extension Table」は、国産材の厚い突板を使用したみごとな質感と、天板に料理を乗せたまま伸ばせる手軽さで、人気を集めています。家族構成が変わっても長く使い続けられるテーブルは、「20年後のあなたにふさわしい家具づくり」を目指す同社にとって、象徴的な逸品ともいえます。 ●「収納」という行為自体をデザインする新しい試み 　今回お話しを伺ったのは、同社でインテリアディレクターを務める4代目の酒見史裕さん。デザイン事務所STRINGSの活動も手掛けながら、同社初のショールーム「Maison Marceau（メゾン・マルソー）」をプロデュース。家具の提案、特注家具の図面作成、商品開発を担当しています。 　「今後は自社開発の商品展開に加え、『収納』をテーマにしたデザインプロジェクトに力を入れたいと思っています」と酒見さん。技術を駆使した確かなモノづくりに加え、得意分野を生かして新しい価値を提供しようとするこの試み。現在、関係者とミーティングを重ねながら準備を進めているそうです。「実績を積み重ねながら、共感してくれる方を増やしていきたいですね」。今後の取り組みにぜひご注目ください。 ■有限会社丸惣 【住所】 福岡県大川市下青木188-6 【電話】 0944-86-6488　【FAX】 0944-86-4295　【営業】 9:00〜17:00　 【HP】 http://www.maisonmarceau.com/ ■Maison Marceau（メゾン・マルソー／ショールーム） 【住所】 福岡県福岡市中央区大手門3-12-12 BLDG64 401号室　 【営業】 11:00〜18:30　　※完全予約制（空き状況はHPでご確認いただけます）

新製品＆オススメ商品 加盟各社からHOTな情報が届きました。気になるアイテムを見つけたら、即クリック！ 各リンク先については、各社毎のページとなりますので、表示価格・商品情報につきましては、各社へお問い合わせください。   ◇ 機能性とデザイン性を兼ね備えたモダン／ブラック色のＴＶボード http://www.moritanet.com/product/item/new_arrival/glary.html モリタインテリア工業株式会社   ◇ オーク材天然杢を活かしたハイグレード書斎家具シリーズ！ http://yokotaww.com/wp-content/uploads/2012/11/carezza.jpg 有限会社ヨコタウッドワーク   ◇ タモ材の柾目が美しい、すっきりとしたフォルムの壁面ＴＶボード http://www.high-field.com/cube/index.html 高野木工株式会社   ◇ 掛け心地から始めた、腰への優し、木に触れる喜びを味わう。 http://www.nkym-solid.jp/orthol/ ナカヤマ木工   ◇ 玄関先やお部屋で、ちょい掛けや飾りにもなるポールハンガー。 http://www.legnatec.co.jp/catalog/products/detail.php?product_id=1746 レグナテック株式会社   ◇ 大人気！北欧アンティーク風キャビネット「ラプア」 http://eto-web.blogspot.jp/ 株式会社エトウ   ◇ 使える！ハイカウンター食器棚＆レンジボード「エスタ」 http://ameblo.jp/matsudakagu/entry-11766728556.html 株式会社松田家具   ◇ 着物の収納には桐たんす。ショールームには多数展示中 http://tansu.com/着物の収納に/ 株式会社総桐箪笥和光   ◇ iphone5、5S用の前面ジャケット http://toyowood.jp/item/ip-hig-fj-5/ 東洋突板工芸株式会社   ◇ ４種類の高級無垢板から選べるナチュラルな質感を演出したチェスト群「ビレッタ」 http://www.maruta-m.co.jp/Prod_C13_BILLETA.html 丸田木工株式会社   ◇ シンプル・モダンのトータルシリーズ。カラー対応４色。 http://www.okaseisakusyo.co.jp/product_modern_019_3.html 有限会社岡製作所   ◇ 人気シリーズ待望のリニューアル！！「オーディエンス３」誕生 http://www.meuble.co.jp/livingboard/audience3.html 株式会社モーブル   ◇ 縦型大容量玄関収納で、建具はすべてサクラ無垢材使用　商品名　水月 http://www.pako.co.jp/item/su0011/ 有限会社タナカ   ◇ 椅子・テーブルの事なら「椅子の工場」～様々な施設に対応 http://www.sadakari-isu.co.jp/ 有限会社貞苅椅子製作所   ◇ あられ組をデザインに取り入れたナチュラルテイストの総桐チェスト http://www.mausern.com/p7.html 株式会社マーゼルン   ◇ サイズ・カタチ・カラーの組み合わせ自在で、どんな空間にもフィット http://www.marusen-k.jp/content.html?ct-2&item=31 株式会社丸仙工業   ◇ 「和」の心をリビングに。「大江戸」サイドボードでおもてなし。 http://www.nonaka2w.co.jp/item/ooedo-sb150/ 有限会社野中木工所

デザイナー喜多俊之氏の講演会が行われました！ 1月に開催された「第46回大川家具新春展」。期間中、「すてきな暮らしが日本を変える」と題して、デザイナーの喜多俊之氏による特別講演が行われました。家具、家電、家庭用品などのデザインで多くのヒット商品を生み、日本の伝統工芸に関する取り組みや、地場産業を活性化する仕事にも関わり続けている喜多氏の講演には、多くの参加者が集まりました。 「暮らしを作る」という視点、人を感動させるモノづくりを 　 　1969年より、イタリアと日本でデザイン制作活動に取り組んできた喜多氏。ヨーロッパやアメリカ、アジア各国の住まいやインテリア、家具の変遷を、自ら手掛けてきたデザインにも触れながら解説しました。 　また、国をあげてデザイン産業の活性化に取り組むシンガポールや韓国、デザインを「資源」ととらえはじめた中国、インテリア家具が発展しつつある台湾など、デザインに対するアジア各国の最新事情を紹介。陶器や和紙など、今もなお世界的に評価が高い日本の伝統工芸と技術を絶やさないこと、そして四季の暮らしを見直して、良いものに触れ人々とコミュニケーションする大切さを強調しました。 　喜多氏が「次の基幹産業」と位置づける、家具・インテリア産業。発展のカギを握るのは「暮らしを作る」視点、そして人を感動させるモノづくりであると語ります。「暮らしというキーワードが今後の家具産業の土壌になっていくと思います。大川は基幹産業を担う場所。大川の発展は日本の発展にも繋がります」という力強い言葉で締めくくりました。 　今後の活動に多くの示唆を与えてくれる講演となりました。

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