【特集】組合員レポート63 浅川木工株式会社 | |||
【PICK UP!】今月の新製品&オススメ商品 | |||
【Report】国際委員会 現地市場調査レポート 台湾編 |
【4月展示会】 ・ジャパンインテリア総合展2017 平成29年4月5日(水)・6日(木) ・第8回春の大川木工まつり 平成29年4月8日(土)・9日(日) 【7月展示会】 ・大川夏の彩展2017 平成29年7月5日(水)・6日(木) 【10月展示会】 ・OOKAWA The Future Furniture 2017 平成29年10月4日(水)・5日(木) |
組合員レポート64 |
2月も中旬を迎えました。昔から2月は「逃げる」といいますが、まさに、年度末に向けて時の速さを感じられている方も多いのではないでしょうか。寒さもまだ厳しい時期でもありますので、どうぞご自愛ください。
さて毎回ご好評をいただいている組合員レポートをお届けします。今回は浅川木工株式会社さんをご紹介いたします。 |
●すべての工程を自社で行い、価格勝負に挑む |
1977年創業の浅川木工株式会社は、無垢を使用する木製家具を中心に食器棚と書棚を主体に幅広く家具製作を手掛けています。広々とした敷地に大きな工場と倉庫を備え、製材から仕上げまで家具製造に関わる1から10までの工程を、一貫して全て自社で行います。2代目社長・浅川亮一さんと、その右腕の統括部長・浅川和久さんが力を合わせ、会社全体を牽引しています。 自社で全行程を行うことのメリットは、「材料にほとんど無駄が出ません」と浅川社長。「端材も保管しておけば、細かなパーツなどで有効に利用できます。この積み重ねが原価を抑えることに繋がり、価格勝負ができるのです」。もう一つのメリットとして言えるのが「別注にスムーズに対応できます」と浅川部長。「小売店で展示している商品でもサイズ変更できますし、色もご希望に添うことができます」。個数も20〜30本という小ロットから、数百単位の大量ロットまで幅広く対応できます。 デザインももちろん自社によるもの。浅川部長をはじめ、ひととおりこなせる職人が工場に何人もいるのも強みです。倉庫も自社倉庫、また卸販売においても併設する子会社「浅川インテリア」と連携するなど、あらゆる面でコストを削減し、価格を抑えられるよう努めます。 |
●次世代へ向けての取り組みと、無垢へのこだわり |
「若い人に興味をもってもらえるような商品づくりをやっていきたい」という浅川部長。若手の職人を積極的に雇用するような体制を整えたり、また大川家具×九州産業大学の商品開発プロジェクト(産学連携プロジェクト)に今年度初めて参加しました。 「産学連携プロジェクトでは、2人の学生とコラボレーションしています。建築学科の学生だから青写真を描いてもらい、うちが形にするという流れです。出てきたデザインは、なんと眼鏡。 おもしろいですね」と手ごたえを語ってくれました。学生とのコラボレーション作品は、2月23日(木)より開催される福岡市内中心部にある商業施設「イムズ」での産学連携プロジェクトの展覧会にて展示されます。 浅川社長にも方針をうかがったところ「時代のニーズにあわせながらも、無垢にはこだわり続けたいですね」との言葉。「木目の美しさ、手触り感はやはりシートとはまったく異なります。それに、使うほどに味わいが出るし、傷が入っても再生できます」と話します。「長い年月をかけて使っていただける家具」という視点から、独自の製法にもこだわります。その一つが扉部分に使う「鎌ほぞ組」で、これを施すことによって強度が増すといいます。 |
数ある商品の中で人気が高いのは、格子をあしらった和風モダンの商品です。一本一本、手作業で格子を組んでいったその様はとても美しい仕上がりです。 工場横に併設される広いショールームでは様々な商品が展示されているので、お近くに来られる機会があればぜひお立ち寄りください。 |
■ 浅川木工株式会社 【住所】福岡県大川市大字三丸1193-1 【営業時間】8:00〜17:00 【電話】0944-87-1181 【FAX】0944-87-8129 【HP】http://interior-asakawa.jp |
加盟各社からHOTな情報が届きました。気になるアイテムを見つけたら、即クリック! 各リンク先については、各社毎のページとなりますので、表示価格・商品情報につきましては、各社へお問い合わせください。 |
前号に続き、工業会・国際委員会の本年度事業である組合主催の展示会への海外バイヤー招致活動を紹介いたします。今回は、昨年10月23日〜25日の3日間に赴いた台湾での現地調査をお届けします。 台湾では、市場の景況は不動産プチバブルがはじけた状況にあるとのことでした。平均所得は13万円ほどで、大卒初任給は9万円ほど。家賃は高く、共働きで少子高齢化。家具の主流はIKEAなどが挙げられるなか、富裕層も多くいるため、ワンランク上の特力屋(HOLA・CASA)もボリュームゾーンと言えます。こういった富裕層向けで高価格帯の商品も差別化商品としての需要があり、日本ブランド商品もよく売れているようでした(善工房など)。 台湾既存の家具メーカーは、中国本土やベトナムへ生産拠点を移して製造販売を行っているところがほとんどで、家具街は全体的に閑散とした印象を受けました。日本も含め海外ブランドのNatuzzi、ヒュルスタなどの販売代理店は専門店化され、売れ行きは好調のようです。 台湾では以下のバラエティに富んだ3社をはじめ、いくつかの会社を訪問し、招致活動を行って参りました。 |
香港・台湾というアジアでも注目の2つの地域での今回の招致活動において、未来の展望が開けました。国際委員会では、これからも東アジアや東南アジアを中心とする招致活動を通じて、組合主催の展示会への誘致活動に一層力を注ぎたいと考えております。 |
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