【特集】組合員レポート71 広松木工株式会社 | |||
【PICK UP!】今月の新製品&オススメ商品 | |||
【レポート】第1回大川市早生樹(センダン)植樹祭を行いました |
6月18日に発生しました大阪府北部を震源とする地震により、被害に遭われた方々のご苦労とご心痛をお察し申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 |
平成30年7月11日(水)・12日(木)「大川夏の彩展2018」を開催いたします。 お忙しいなか恐縮ですが、ぜひともご高覧賜りたく、ご案内申し上げます。 特設ページ http://www.okawa.or.jp/exhibition |
クラウドファウンディング、発動! 「歴史的な学校家具を救え!九大什器保全活用プロジェクト」 by 九大博物館・什器レスキューチーム 目標額200万円、寄附型、All or Nothing。 募集期間は、5月24日(木)〜7月31日(火)! 最終移転に伴い廃棄される九大の家具類をレスキューし、運搬する経費について、寄附を募っています。 詳細はこちらへ→https://readyfor.jp/projects/kyudai-furniture |
週が明けた月曜日に、大阪府北部を震源とする大きな地震が発生しました。今後また大きな地震が発生することなく、被害が拡大することないよう祈念いたします。 被災地の支援とともに、日常を取り戻すことが復興への第一歩につながると信じて、私どもも活動していきます。来る7月展に向け、身を引き締めて挑みたい所存です。 今回は、久しぶりの組合員レポートです。大川市に拠点を置く、1950(昭和25)年創業の広松木工株式会社さんをご紹介いたします。 |
●使いこむほどに美しく。一緒に成長する「家族の一員」のような家具 |
「洋風とか和風とか北欧風とかではなく、オリジナリティを追求し、『広松風』といったような独自の世界観をもちたいと思っています」と話される廣松嘉明社長。
遡ること35年ほど前、30歳の若さで社長に就任された廣松社長は、それまで会社が手掛けていた安価な家具ではなく何か別のものを作りたいと悩んだ末、生み出したのが現在の広松木工の原点となっているシェーカースタイルの家具SHAKERです。 「どんな家具を作ろうかと悩んでいた時期にちょうどミラノサローネを訪れました。そこではモダンな家具がたくさんある一方で、クラシカルなスタイルもいっぱいあり、すごくかっこよく見え、また時代に流されないものだとも感じました。 それが、19世紀にアメリカで栄えた宗教団体の考え方に基づいて作られたシェーカースタイルの家具だったんです」。 現在に至るまで、広松木工では様々なスタイルの家具を製作してきましたが、いずれもシェーカースタイルの考え方「シンプルでナチュラルで機能的」が基本とされています。 |
強みは、時代を感じさせない、普遍的な家具。「たとえば40年前の家具が今見ても新しく見える、美しくみえる。家具ってそういうものだと思うんです。ファッションではありませんから」と廣松社長。ブラックチェリーの板がだんだん色濃くなっていく、つまみや蝶番に使われる真鍮が使うほどに味がでてくる……家族とともに成長していく「家族の一員」のような家具。「家具って新品よりも10年、20年、30年と使いこんだものの方が美しいんです。日本の場合、新品が一番でそれから朽ち果てていくという家具の価値観が強いのですが、それを変えていきたい」と話します。 |
●全国から集まる若手の人たち。手仕事によるものづくり |
35年前に始めたシェーカースタイル以降、家具の廃番はしておらず、現在までのアイテム数は約2000種類。素材も選べるのでおよそ2万通りの種類になります。 「受注生産ですので、オーダーから納品までに2カ月ほどかかります。海外製品かっていわれますけどね(笑)。うちの考えを理解していただいて待ってくれる方のためにも、一個一個大事に作りあげます」。 職人は20人で、小売店も含むと社員は45人。家具が好きな人やものづくりをしたいという人が、全国から集まってきたといいます。「現場の仕事はいわゆる3Kですから、好きでないと務まりません。 カタログやホームページをみて、若手のいい子たちが集まってきてくれましたが、これもうちの大きな強みです。職人には60歳過ぎのベテランもいて、いまちょうど世代交代を意識しながら技を伝えてもらっています」。 |
製作工程では手仕事が多いため、職人には多能工ですべて作れることを求めています。「手で仕上げたものって使う人たちに伝わります。 なみうっているところとか、温かみある丸みなど工業製品にはないところ。だからどの家具も最終的には手で仕上げます」。たとえば新品だけども、30年くらい使われているようなアンティークの風合いを出すためにわざと虫食いの後や打痕を付ける家具などもあります。 「ライン作業ではなく、アナログ機械ばかりだから、何でも作れます。そしてうちでは、ワークショップをしたりして職人も表に出てもらってお客さんと話す機会ももうけています。 家具を製作するその先にある遣い手のことを職人に見えるようにすることで、自ずと仕事も丁寧になりますから」。 |
広松木工ではまた、お客さんから直接要望をうかがって開発につなげられるよう、小売にも力を入れています。工場に隣接するファクトリーショップ(平日 13:00〜18:00、土曜・日曜 10:00〜18:00 火曜休)と、福岡市博多区にある商業施設「博多リバレイン」にファクトリーショップ(10:30〜19:30 無休)があります。 |
■ 広松木工株式会社 【住所】福岡県大川市鬼古賀174-1 【営業時間】8:20〜17:20 【電話】0944-87-6456 【FAX】0944-87-5794 【HP】http://shop.hiromatsu.org/ |
加盟各社からHOTな情報が届きました。気になるアイテムを見つけたら、即クリック! 各リンク先については、各社毎のページとなりますので、表示価格・商品情報につきましては、各社へお問い合わせください。 |
★気密性の高い伝統的な桐抽斗の技術をそのまま生かしたクローゼット収納チェスト全120アイテム「フィット」 ★展示したら売れました! ちょうどいい大きさのデスク。家庭用サイズの両袖机。ヨコタウッドのロングセラー ★デュアルクローザー採用!充実の機能と選べる贅沢!「ポサーダ」 ★アッシュ材をふんだんに使ったテーブルと、包み込まれるような優しい座り心地。Figaro ★門田木工オーダー家具製作例をホームページでご覧下さい。お客様のご要望にお応え出来るかもしれません。 ★使い古したダメージ感を表現した「DAMG」シリーズが出来ました。個性的なインテリア空間を演出します。 ★カップや本を置いて、くつろぎの時間を過ごせるキャスター付きのサイドテーブル「ジラーレ」 ★人工大理石のカウンターで高級感漂う食器棚です。本体・扉面・ガラスとも各2カラーから選択できます。 ★汚い、古いタンスを新品並みに再生。桐、楠、欅等のタンス類。写真をメールで送っていただければ見積可能。 ★デザインに和の様式美を取り入れ、繊細かつ上品な佇まいのテレビボード「ラティス」 ★ウォールナット無垢材の重厚感とシャープなデザインマッチした商品 ★無垢材でどっしりとした安心感のソファー。シンプルなデザインとホゾ組み組立式で丈夫な作りです。 ★シンプルな造形美を描いた「キールチェア」絶妙に角度のついたカット面が全体のデザインを引き立ててます。 |
当工業会では、地域材開発委員が2017年に行った「SOUSEIプロジェクト」で試験的に活用した、早生広葉樹センダンの植樹を行っています。
福岡県八女市、宮崎県諸塚村に続き、6月3日(日)に大川でも実施いたしました。大川市様のご協力の下、2本の苗木を大川市文化センター敷地内へ植樹。セレモニーには大川市の幼稚園児たちに参加してもらいました。 このプロジェクトは、将来、子どもたちが成人するころには成木となるセンダンを伐採し、大川市内の木工所が製品にし、子どもたちがお世話になった幼稚園や保育園、学校に寄贈するという長期にわたるものです。 また、農業、漁業の事業者の皆さまにもご参加いただき、森林の重要性の再確認へとつなげていきたいと思っています。 近年、家具業界で注目されている「センダン」を永続的に地元で育てることで、川上から川下までが一連に繋がり、木工産地大川のブランド化を図ることができ、各事業の発展の一助になるものと考えております。 |
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