【特集】100号達成 特別企画② インタビュー 組合青年部 園田部長 青年部が目指すもの 事務局 古賀係長 メルマガ100号を振り返って |
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【PICK UP!】今月の新製品&オススメ商品 | |||
【レポート】青年部北陸視察事業(福井県鯖江市他) |
【4月展示会】 ・ジャパンインテリア総合展2019 4月10日(水)・11日(木) 【7月展示会】 ・大川夏の彩展2019 7月10日(水)・11日(木) 【10月展示会】 ・OKAWA The Future Furniture 2019 10月9日(水)・10日(木) |
今年は暖かい気候の後に寒気が訪れ、また暖かい気候になるというような、温暖差がある冬ですね。インフルエンザも猛威をふるい、体調などくずされたかたも多くいらっしゃるかもしれません。暦のうえでは立春を迎えましたが、春の到来はまだ少し先です。どうぞご自愛ください。 さて、今回も本メールマガジンの発行100号を記念した特別企画をお届けします。今期40周年を迎えた組合青年部の園田部長と、発行当初から当メルマガを担当されている事務局の古賀係長のお二人にお話をうかがいました。 |
− 今期の目標を教えてください。 私が部長になった時、皆さんに言ったのは「1年間を通してストーリーのある事業を展開してください」でした。 やったことに対して、それを生かすために次にこういうふうにしていこうという流れが作られるよう、各委員会で意識してもらいながら活動しています。 |
− 年度始まりの5月からこれまで、具体的にどのような活動を行ったのでしょう。 今年度の視察は、海外は上海に、国内は北陸の高岡と鯖江に行きました。海外視察は、これから私たちが生き残っていくうえで海外輸出が必須条件になっていくので、そのためのものです。中国のなかでも上海は大きな市場であり、その中で自分たちがどんなことがやれるかをふまえ、現地に出してある日系のメーカーを訪問したり、展示会に行ったりしました。 北陸の高岡や鯖江は、若い人たちが一丸となってまちおこしをやっているところを実際に見に行き、どのようにしたら地域に人を呼ぶことができるかの可能性を探りました(※鯖江の視察の詳細は下記レポート記事参照)。 例会は、講師を呼んで勉強会を中心に、他の青年団体との交流するものなど様々です。今期初めて行った7月の例会では、展示会のタイミングで同じ家具業界のなかの若手を集めて、情報交換会をしました。そこで大分県の日田家具工業会の、若手からなる日田家具衆の方々と知り合い、私たちの方から日田を訪ねて工場を見せてもらうなどの例会もありました。 |
− まさにつながっていく流れ、ストーリーを大切にされてらっしゃいますね。 青年部は今期40周年を迎え、8月に記念事業として特別講演を行いました。講師の立川裕大さん(伝統技術ディレクター)から、富山の高岡、長崎の波佐見のお話を聞いてとても興味をもち、後日、両産地の視察にうかがいました。 これがきっかけとなり今度の4月の展示会と木工まつりで、高岡、波佐見、そして大川の3つの産地で、共同で企画してブースを出すという流れが生まれました。 |
実は、部長になったときの初心表明で「2年後のミラノサローネに出品する」とも話し、それに向けて準備も進めていました。 ですが、いろんな産地の方々と知り合い、大川を活性化するためにどう進めるべきかを考えていくなかで、最終地点がミラノサローネなのか?との疑問が湧いたんです。青年部のためにも大川のためにも先に考えるべきことはなんだろうと。 他の異業種の人たちとつながって、くすぶり出した火を燃え上がらせない手はありません。ミラノサローネはいつでも挑戦できますが、このチャンスは今しかありません。 知り合った縁を生かすも殺すも私たち次第ですし、その縁をつなげることが大事だろうと思いました。 |
− 若手ならではの発想力、柔軟性と行動力ですね。 私自身は頭が固いんですが、メンバーが柔軟にそういうことを考えてくれて意見を出してくれます。それに、ほかの産地に行ったらつくづく思いました。「情けない、俺たちは何をやってたんだ」と。悔しい思いをしてみんな帰ってきました。 自分たちなりに若手であがいていたつもりでしたが、ほかの産地に行ってみると「俺たち全然頑張ってなかった」って痛感して、「何かやらんといかん」というのを視察に参加したメンバーたちが思って、いまこの流れです。 フィユース全体にいまこの流れができつつあるんで何か面白い形で、もっと皆さんに見せていけたらと思っています。 |
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私が当組合に入ったのは13年前で、当時、色々なものがアナログでとても驚きました。そこで、まずホームページの作成や、書類や資料のデータ化など事務方としての最低限のことをやりはじめたのと同時に、絶対にPRが必要だと思ったんです。
これまでB to Bでしかやってこなかったことに対して、B to Cという形できちんとPRして、大川の認知を広げていかないといけない、情報発信していかないといけないと考えました。その最速の手段として思いついたのがメールマガジンでした。 特にこだわったのは、HTML形式のビジュアルのメールです。当時、テキスト形式のメルマガはかなりありましたが、受け取ってもほとんど読まれなかったり、迷惑メール扱いされることが多かったんです。ですから読まれなくても、見てなんとなく雰囲気が伝わるものがいいと、HTML形式にこだわりました。2010年だから当時は珍しかったし、企業で出しているメルマガではいまもそんなに多くないはずです。 この効果もあってか、100号になった時点でも、配信停止を希望されたのは2〜3%しかありません。逆に登録は増えていて、当初は3000ぐらいの登録数でしたが、いま9000を越えています。 |
配信を第3木曜日に設定したのは、読んでいただきやすいタイミングと考えたからです。小売店さんの場合、土日は必ず開けるから、ひと段落つくのが水曜日か木曜日。水曜定休日が多いので、次の日の木曜日がいいと。月の初めから半ばくらいまでは忙しいだろうと、第3木曜日にして時間帯も朝一で見られるように設定しました。 企画内容は、最初は組合員さんと大川の色々なものをと思っていましたが、実際、読まれた人たちに大川を知ってもらうよりも、大川が何をやっているか知ってもらった方がいいのかなということで、年を追うごとにシフトしていきました。 最近は企画があれば、こんなことやります、こんなことやってます、こんなことやりました、ということをきちんと出しています。メルマガを通じて組合員さんたちへ取材して、やっぱり大川ってすごいなって感じます。 そんな組合さんたちのことを、情報を使ってどうPRしてあげられるかとか、後のちどう商売につながっていくかとか考えます。 |
毎年似た内容とのご意見もありますが、同じサイクルで事業を継続的にやっていて、それをきちんと伝えていくことが大事だと思うんですね。組合が何をやっているかが一番大事なので。 新しい事ばかりやってその時しか紹介しないんじゃなくて、やり続けていることを都度伝えていけば、やっている事業の意味も認知度も高まるから、そこが大事だと思うんです。 ただ、メールというものが今後変わっていくことを見据えて、何か別の方法も考えないといけないとも思っています。 |
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★自在にスタイルを選べるソファ「トールズ」。無垢材が醸し出す深みと高級感を存分に。 ★静と動のハーモニー、絶妙なバランス感覚が心地よさを醸し出します。観て楽しく、使って便利、個性的家具。 ★シーザーテレビボード本体のボディ2色カラーで、前板の色が50色選べ、幅、高さが各サイズでお選びできます。 ★2018福岡デザインアワードで受賞作となったFLOATですが、新春展でも多数のお問合せを頂きました! ★波打つような前板や取っ手がリズム感のあるデザイン。リビングボードが120・180の2サイズ対応になりました。 ★【ポーター】ソファとダイニングテーブルの組み合わせで「家族がそっと寄り添う」新しいライフスタイル ★従来のユニット式から完成品に仕様変更になったヴィネシリーズ。背板だけでなく側板にも意匠加工を施してます。 ★陰影のある扉がスタイリッシュな3段連動型の大引きで、家電を使用していない時は隠せるキッチンボードです。 ★無垢材を多用した贅沢な仕上り。ソファのかけ心地にもこだわったワンランク上のLDです。 ★木の温もりが伝わる家具と一緒に、新しい生活がはじまります。NEWMODELも続々と登場 ★【新製品】化学物質ゼロ、金属物質ゼロ。抗菌力の高い杉の黒芯部分を用いたベッド。実用新案取得製品です。 ★扉部分のレリーフを3タイプよりお選びいただけるカジュアルモダンなリビングボードシリーズ。 ★美しい流れる様なデザイン。レトロでノスタルジックな趣を彷彿させる。ソファー『バナード』 ★スタイリッシュなデザインにカラフルな張地。椅子の背にくるみボタンを施し、お洒落を彩る『タワーシリーズ』 ★やや小ぶりなサイズでナチュラルな風合いの収納家具シリーズです。伝統的な框組みで構成しています。 ★ウォールナット本体をベースに前板にはる素材の無垢材をMIXして使用。スタイリッシュなTVボード「アイリス」 |
昨年10月に、福井県鯖江市河和田地区を中心とした地域で、持続可能な産地づくりを目指してスタートした産業観光イベントである「RENEW(リニュー)」の視察を行いました。
2015年より始まり今年で4回目となるこのイベントは、開催エリアが過去3年に比べ大きく広がり、鯖江市・越前市・越前町を中心とし、参加業種も増え、漆器・和紙・打刃物・箪笥・眼鏡・焼物・繊維の7産地から、今回は全体で約110社の工房・企業・飲食店等が参画し、昨年の延べ来場者数は42,000名を超える規模となっております。ふだんは出入りできないものづくり工房等の見学を通じて、作り手の想いや背景を知り体験し、それをきっかけに、若い担い手等の移住や産地活性化の一つの手段として発展している、とても素晴らしいイベントでした。 イベントの総合案内所でもある、うるしの里会館(越前漆器協同組合)で、イベントのアートディレクションを手がけられている合同会社ツギの新山代表にイベントの概要やおすすめの工房などを紹介していただきました。 その中で気になる企業などをピックアップし、限られた数時間しかありませんでしたが、以下順に見学に向かいました。 |
伝統的な丸物木地師の技術を継承してお椀の製作を行っている「ろくろ舎」、分業が多い漆器業界の中で素地以外の全工程を専門の職人で現代に残している「土直漆器」、木製デザイン雑貨ブランドで越前漆器の生地作りを基に新たな領域を生み出す「Hacoa」、創業60年を超えてプラ枠一筋で眼鏡を製造されている「谷口眼鏡」、
創業317年の歴史ある関坂漆器が運営する福井県産や国内外のデザインプロダクトを扱うセレクトショップ「ataW」、大手アパレルメーカーや眼鏡商社のOEMから始まり現在はオリジナルブランドも展開する「BOSTON CLUB」、前述の谷口眼鏡から独立し一人で企画から製造まで行う眼鏡工房「the WORK」、福井県眼鏡協会があるめがね会館内に眼鏡の歴史博物館やめがねショップを併設する「めがねミュージアム」。 広範囲に渡るイベントにも関わらず、その総合力や、親切で細かな案内、そしてそれぞれの企業のポテンシャルと、自社を知って貰おうとする努力が、すべてにおいて目を見張るものでした。 取り入れるべき物が多すぎましたが、ヒント以上の何か力を感じました。 |
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