【特集】組合員レポート76 土井インテリヤ工業株式会社 | |||
【PICK UP!】今月の新製品&オススメ商品 |
【特集】組合員レポート76 土井インテリヤ工業株式会社 |
歳を重ねるにつれ時間の経過が早く感じられるといいますが、気づけばもう今年も2月半ばを過ぎました。早いですね…。
2月は節分やバレンタインデーと楽しい行事が待っていましたが、個人的に一番気になるのは2月22日。そう、ニャンニャンニャンで猫の日です。
自宅がマンションなので猫を飼ってはいないのですが、猫好きなのでなぜか毎年この日を特別に感じています。ちなみに犬も好きです。 とりとめのない話になりました。さて今回の特集は、お久しぶりの組合員レポートです。 創業当時から今に至るまで、箱物メーカーとして成長を続けている土井インテリヤ工業さんをご紹介します。 ※サブ記事は休載いたします。何卒、ご了承ください。 |
●トレンドとカジュアルを意識した、キラリ光るものづくり 土井インテリヤ工業は、大川市にほど近い久留米市城島町にて1975年5月に創業しました。 創業者は、現在、代表取締役を務める土井真弥さんの父方祖父の弟(大叔父)で、もともと大川で家具資材販売を行っていた一族の会社の家具メーカー部門として開業されたといいます。 創業当時から国内自社生産にこだわり、一貫してキッチン、リビング、ダイニング収納家具を製造し続けています。 「当初は他メーカーの下請けをメインに商品を作っていたと聞いています。 1982年に私の父が代表になり、そこから方向転換してオリジナルアイテムを増やしていきました」と話す土井社長。現在は、自社のオリジナル商品が製造の7〜8割を担っているそうです。 土井インテリヤ工業には大きな2つの特徴があります。1つはコンセプトに掲げる「casual mind」です。「ファッションにトレンドがあるように、家具にもトレンドがあります」と土井社長。 言うなればアパレル業界でいう「ファストファッション」のように、「ファストインテリア」として自社商品を企画・販売していると話します。 「普段着におしゃれな服を選ぶ感覚で、お客さまにも自社商品を選んでいただきたい。商品がお客さまの家族の一員になって、笑顔に囲まれた生活に溶け込んでくれたらいいなという思いで、キラリ光るものづくりを目指しています」。 |
●5Sを取り入れ生産性が向上、低価格高品質が可能に もう1つは「低価格高品質」です。製造において「良い製品は、いい工場から生まれる」を基本コンセプトに、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を基礎とする製造現場内の安全活動、改善活動に力を入れています。 土井社長は大学卒業後、自動車メーカーに入社して生産性を改良する部署で働き、10年ほど前に土井インテリヤ工業に入社しました。そこで、「作るものは違えど、同じものづくりの視点から、まだどんどん良くなる余地がある」と社内環境を見直し、5Sに取り組み始めたといいます。 |
生産においていろいろな無駄を省くことにより、より筋肉質な体制に。 例えば、それまで製造着手から完成まで3日かかっていた生産時間が、現在は最短で6時間となるまでの成長を遂げました。 生産時間の大幅な短縮により、たくさんの品種を自社アイテムとしてラインナップすることができるようになり、販売店にも欠品なくフレッシュ(新鮮)な商品を常に提供できています。 また5Sによって製造コストも抑えられ、妥協することなく国内自社生産にこだわったものづくりで高品質な商品を、若い人たちにも手が届く比較的リーズナブルな価格帯での提供が可能になりました。 |
●お客さまに寄り添そう方向での商品開発 高級品でも伝統工芸品でもなく「ファストインテリア」。デザインは一貫してシンプルで飽きがきにくいデザインをベースに、流行も取り入れています。 「展示会に来られたお客さまの声を取り入れながら、開発しているところが大きいですね。プロダクトアウトでは決してなく、カスタマーサイド。お客さまに寄り添う方向で考えています」。 |
幅広いバリエーションで展開されていますが、大ロット・小ロットに限らず短期間で生産して出荷できる仕組みづくりも行っています。 |
●デジタルを活用し、大川の家具業界に新しい流れを 土井社長は、当工業会で今期より新設された「デジタル活用委員会」の副委員長を務めています。 「大川にはまだ古い習慣が残っていますが、デジタル化等の新技術を取り入れ、時代に合わせて変革したい」と話します。 「例えば工場において今どれぐらい生産が進んでいるか、あるいは機械の稼働がどれぐらいなのかなど、今はIoTを使って調べられるようになっています。こいうったものをどんどん取り入れていくような推進活動をしていきたい。 展示会に行ったり、皆さんと一緒に学んだりしながら、家具業界の新しい流れを作っていきたいと考えています」と意気込みを語ってくれました。 最後に、個人としての展望をうかがいました。「これからも変わらず、お客さまに寄り添うメーカーでありたいと考えています。 また、地域の若い人たちに『この会社で働きたい』と思ってもらえるメーカーになるよう、さらなる成長を目指します」。 先代から受け継いだ「casual mind」を一貫して大切にしながら、時代の声に応え、また変革にも挑む姿勢は心強く、土井インテリヤ工業のみならず大川全体に対しても、未来への期待がますます高まりました。 |
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PICK UP新製品&オススメ商品 |
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編集後記 |
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